開催希望があればmarunekodo@gmail.comまでメールください。
【日 程】2019年2月10日(日)
【集合時間】16:00
【会 場】まるネコ堂 京都府宇治市五ケ庄広岡谷2−167
※東京・栃木からの遠隔参加者あり
【設定金額】1,000円
【内 容】会場に集まった参加者は、まるねこ堂最寄りのスーパー及び酒屋にて、遠隔地の場合はそれぞれ自身の最寄りの店にて食材を購入。持ち寄ったものの披露はビデオ通信をしながら遠隔参加者も交えて行う。調理・実食はそれぞれの会場にて行う。
■山根(メイン会場)
ビアンカダーク72% オレンジピール入りチョコ
杵つき丸餅
忍ねぎ
牛肩ロースステーキ
■大谷(メイン会場)
水タコ
アーモンド小魚
ガーナミルクチョコレート
■小林健司(メイン会場)
白ネギ
白菜1/2
青首大根1/2
かんぱちアラ
生ワカメ
くも子
■木下(メイン会場)
苺
水タコ(味付き)
さつまいもの甘露煮(惣菜)
薄あげ大
うどんそばつゆ
細うどん
黒豆
■小林直子(メイン会場)
海鮮太巻き
ねぎ
ショウガたれつき豚肉
山頭火袋入りラーメン
■櫻井(遠隔会場1)
やきそば(えのき等野菜入り)
サラダ(ミニトマト等)
■中尾(遠隔会場2)
いわし
アメリカンドッグ
■清水(遠隔会場2)
りんご
さつまいも
白菜1/2
豚肉
えのき
豆乳
■田中(食材披露のみ)
なす
なす
豆腐
たけのこ
国産合い挽きミンチ
ポテトサラダ
■評
食会単独での開催ではなく、「じぶんの文章を書くための通年講座」の中での開催であったこと、ZOOMによる遠隔参加があったことは、いずれも過去のはない初の試みであった。
食会への参加が初めてかつ遠隔参加であった櫻井は、集合時間には買い出しに加えて調理まで済ませ、ワンプレートセットの形で遠隔での食材の披露をすることとなる。当然のことながら遠隔参加の場合には食材の調理および共有はできないが、盛り付けまで完成された料理が画面に写ることで、どれほどおいしそうなものも画面越しに見るしかできないという制約をまざまざと体感させられ、予想外に他の参加者の食欲に火をつけることとなる。
とはいえ全体的な雰囲気は食材の疲労から調理まで持ち寄った食材にほっこりと舌鼓を打つ形となった。これには参加者に乳幼児の子ども連れがいたこと、全員が日中の講座までである程度の疲労をしていたこと、などが要因として考えられる。食材のリストにあらためて目をやると、前日まで体調不良によって寝込んでいた木下のうどんを除いたとしても、アルコール類が一切ないこと、野菜や果物の割合が高いことに、講座の疲労感と参加者の体へのいたわりが表れているとしてよいだろう。
しかし今回もっとも注目するべきは、中尾、清水も含めた遠隔地からの参加が少なくとも食材の披露まで、通常開催と体感的にほとんど変わることがなかったことだと言える。これを予想外とみるか予想通りとするかは個々人の感覚によるが、続く調理と実食の段階になってグループチャット上で食材や調理された料理の写真が頻繁にやり取りされ盛り上がりを見せたのは、(終わってみれば必然的な流れだが)誰にも予想はできていなかったと見るべきだろう。
もちろん遠隔参加型は一堂に会する食会とはまったく異なっており、高品質なビデオ通信や写真の共有によってその溝は埋まったり狭まったりすることはない。しかしながら、何百キロという距離を越えた遠隔地でそれぞれの食を楽しみながら集まった他者の食もまた楽しむという、食会の根幹は失われてはいなかった。遠隔参加型の食会は、その意味でこれまでにないまったく別の可能性を食会史に開くこととなった。この食会を機に、例えば二会場での開催や、気軽に個人同士で一対一の対決型食会を開くなど、今後の食会史のおもしろい発展が期待される。(評者:小林)
【日 程】2019年1月1日(火・祝)
【集合時間】17:00
【会 場】まるネコ堂 京都府宇治市五ケ庄広岡谷2−167
※会場に猫が3匹います。食会中会場にはいれませんがアレルギーの方はご相談下さい。
【設定金額】1,500円
【内 容】持ち寄るものを事前に購入して集合時間に会場にお越しください。それぞれ持ち寄ったものを披露してから食事をします。会場での調理も可能です。食器・基本的な調味料があります。気になる方はお問合せください。
【申し込み】mio.yamane@gmail.com(山根)まで。
■ゆかさん
黒豆
ごまめ(ナッツ入り)
栗きんとん(かぼちゃ入り)
豚肉の紅白巻(大根と人参)
※以上は材料を購入の上、事前に手作り。
焼鯖寿司
りんご
■かずよさん
高野豆腐
穴子寿司
ソーセージ盛り合わせ
鶏塩焼きネギ乗せ
■黒澤さん
天明(日本酒)
遊穂(日本酒)
プレミアムモルツ
みかん
柿の種(わさび)
タロイモチップス(わさび)
チーズ盛り合わせ
■山根
酔わない梅酒
キリチーズ
ショートブレッド
ナッツ詰め合わせ
鯖缶
■大谷
ウォッシュチーズ
【評】
会場、まるネコ堂は年末から新(あらた・生後約4ヶ月)の皮膚炎のため大荒れであった。効果があるかもしれぬとホコリ・カビ対策の年末気分のない怒涛の大掃除の最中の食会。会場在住の大谷は忙しさのため、自らは食会の買い出しにも行けず山根に指定物の購入を依頼するほど。
そんな会場でも、ゆかさんの持ってきたお節の数々、黒澤さんの「無濾過生原酒」、かずよさんの普段なら自分で買わない豪華なソーセージ詰め合わせ、などなどが集まり新年の香りのする、しかしどこでも見たことがないような賑やかな食卓となった。
そんな中でも筆者は授乳中のためほぼ口にすることができなかったが黒澤さんの、無濾過生原酒に失敗はない、という名言が忘れがたい。大谷氏のうまいうまいという言葉を耳にしながら、ノンアルコール梅酒を口にしていた。ノンアルコール(0.00%)であるが会場の高揚感か少し酔った気分を得る。
食会自体が久しぶりの開催であったが自分の好きなものを持っていくというスタイルにハズレはなく、すべてのものを美味しくいただいた。かずよさんが一手を繰り出すごとに「食べたかったから」と言っていたのを思い出す。ゆかさんの家で調理して持ち込むというスタイルは今までにはない新鮮なものであった。調理に多少時間がかかるものでも、このスタイルであれば持ち込める。
ありがたい一日となった。また開催したい。
(評者:山根)