2013年12月末頃、編集事業を行う個人事務所「まるネコ堂」(京都府宇治市)の代表の大谷隆に、パートナーの山根澪が「忘年会がやりたい」と希望。しかし、大谷はこれまで自身が経験してきた忘年会のイメージから「(外食などで)高いお金を払ってさほど食べたくない物を食べることはやりたくない」と拒否、「予算を決めて自分が食べたいものを勝手に買ってきて食べるならやる」と答える。
この提案に山根が同意。当初、予算は一般的な忘年会予算から3,000円程度が検討されたが、買ってきて家で食べるならもっと安くていいのではと、2,000円で確定し、まるネコ堂にて実施される。結果は、忘年会としては異例と言えるほどの満足度の高い食事を実現。酒、料理、デザート(ケーキ)にいたるとても充実したメニューとなった。開催後、二人によって「2000円忘年会」と呼称される。
なお、この時点では後に主流となる購入場所の範囲指定などは行われず、決められた日の夕方までに欲しい物を購入しておくという方式が取られている。
翌年(2014年)の忘年会時期、前年の2000円忘年会で味をしめた山根、大谷が同様の方式で忘年会を企画。そこに二人の友人である鈴木陵が参加を表明。日程調整の都合上、2015年1月5日となったため忘年会ではなく新年会としてまるネコ堂での開催が決定される。予算は前回2,000円で食べきれなかったことと3人になったことなどを考慮し1,500円に減額。「1500円新年会」と呼称する。
購入場所はスーパー「ハッピーテラダ黄檗店」「リカーマウンテン黄檗店」「真柴豆腐」に限定し、3人が同時に店内で購入する。この同店舗同時購入方式は、予め会の開催を企画しておかなくても、複数人で食事をする場合に買い出し時点で開催を決定できる利点があり、会を開くハードルが大幅に下る。このことが次回の開催につながる。